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箸が上手く使えなくなるイップスになってしまいました。

〇Lさんの疑問質問

食事の時に箸が上手く使えなくなるイップスになってしまいました。半年前までは、大丈夫でしたが、仕事などの会食の時に頻繁に出てしまいます。

器用な方だと思いますが、最近では逆手の左で箸を使って食べています。

何とか元に戻りますでしょうか?

よろしくお願いします。

 

 

〇回答

症状は仕事などの会食時に頻繁にでるとのことなので、仕事が絡む食事の際に緊張感や不安感が強まるのかもしれないですね。症状は半年くらい前からとのことでしたが、症状が現われるようになる前と後でなにか心境や状況に変化はありましたでしょうか?

 

会社での立場や取引先の相手などが変われば責任感やプレッシャーが増すこともあると思います。例えば、会社で昇進することで自分の立場が変わり「部下にかっこ悪いところは見せられない」という思いを抱くようになったり、取引先の会社の規模が大きくなることで「恥ずかしいことはできない」「失礼のないようにしたい」という思いが強くなっているのかもしれません。これらの思いが強くなりすぎることで「絶対にミスをしてはいけない」と思うようになりそのような症状を引き起こしていることも考えられます。

 

これは努力逆転の法則といい「ミスをしないように」と思えば思うほど脳がミスをするイメージを作ってしまい、そのイメージ通りに体が動いてしまう現象のことをいいます。本来であれば意識せずとも無意識にできていたことを過度に意識することで本来の動きができなくなってしまうことがあります。

 

症状の克服において重要になってくるのが「受け容れる」ということです。責任感が増せば不安なことも多くなりますし、プレッシャーが増せば緊張することも多くなると思います。これらの不安や緊張をLさん自身で受け容れることが大切です。「受け容れる」ということは不安になっている自分、緊張をしている自分を認めるということでもあります。緊張や不安を受け容れることができると、ご自身がどうしたいのかということをより考えられるようになり、頭の中の整理もしやすくなります。まずは不安や緊張を認める、受け容れることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

また、Lさんはプライベートにおいてなにか問題を抱えていることはないでしょうか?症状は会食時に頻繁にでてしまうとのことなのでプライベートのことは関係ないように思うかもしれませんが、プライベートがうまくいかないことで仕事にもなんらかの影響を及ぼすことがあります。プライベートの充実は仕事の充実にも繋がります。プライベートに問題を抱えているのであればその問題と向き合ってみるのも良いかもしれません。