本番になると1パーセントもできません。

〇Sさんの疑問質問

はじめまして、Sと申します。

 ゴルフ練習場の支配人をしています。

ゴルフのイップスにかかっております。

実力は70台で回っているぐらいだったのですが、イップスに、なりました。

練習では完璧なのに本番になると1パーセントもできません。

打つのもこわいくらいになりました。体はまったく動かなくなることはないのですが、

 こわごわやってます。本番の帰り練習したら完璧。

やはりイップスだと思います。練習場にいるので引退もできません…

なにかいい方法があるのであれば教えていただきたいです…

では失礼いたします

 

 

〇回答

 

70台で回るほどの技術があるはずなのに本番になると1%もできなくなってしまうとのこと。

なぜそうなってしまうのかがわからず混乱されているのと同時に、引退を考えるほど深く悩まれているのだと思います。

Sさんの立場や状況を想像すると打つのが怖くなってしまうのも無理はありません。

 

 

 

本番と練習とで意識に明確な違いがあるように思われますがその違いについて少し考えてみましょう。

 

文章を読む感じだとSさんの表す「本番」の意味が少し曖昧なところがありましたのでまずはそちらを確認していきたいのですが、Sさんの考える「本番」とは練習場ではなくコースに出ることでしょうか?それとも他人とコースに出ることでしょうか?もしくは大会に参加することでしょうか?

ざっくりと三つに分けて考えてみましたが、この三パターンでも強く出るプレッシャーに違いがあります。

 

まずコースに出ることを本番とするパターンの場合、ティーショット以外は地面に変化がありコースや気候にも変化があるため技術面でのプレッシャーが大きくなります。しかしSさんの文章などから察するに、Sさんの考える「本番」はこのパターンではないように思います。

 

次に他人とコースに出ることを本番とするパターンですが、この場合は人から見られることによるプレッシャーが大きくなります。 

人目や他人からどう思われるかが気になってしまい本来の力が発揮できないという場合にはこのパターンが考えられます。

 

最後に大会に参加することを本番とするパターンですが、このパターンにも人目からのプレッシャーがあります。

それに合わせて結果を求める自分自身からのプレッシャー、周りの人からの期待によるプレッシャーなどが考えられます。

 

Sさんが最も当てはまるものはどれでしょうか?

プレッシャーにも繋がりや関連性があるため明確に分別することは難しいのですが、特に強まっているプレッシャーを把握することができればアプローチも変わってきます。

もしかするとご自身の思う「本番」の内容を把握されていたかもしれませんが、こういったことを明確にしていくことで自分が特に苦手とすることややるべきことを分析することができます。

 

 

 

Sさんの詳しいことはわかりかねますが、ご自身が練習場の支配人であることや70台で回るほどの技術をお持ちであることなどから察するに、良い結果を残せて当然という前提の中ゴルフをされているようにも感じます。

憶測ではありますがこのような前提があるとするならば、結果を求める自分自身からのプレッシャー、周りの人からの期待によるプレッシャー、見られることへのプレッシャー、いずれのプレッシャーも大きくしてしまいます。

実際には支配人であっても、70台で回ることができても、その時の状況や状態によって結果は変わるものだと思います。

もしこのような前提があったとするならば、立場による決めつけや言葉による思い込みが強くなっている可能性があります。

まずはご自身の中でそういったことはなかったか、今一度確認されてみてはいかがでしょうか。